当該研究の特色、独創的な点
   
  複数の国内における運動疫学研究コホートの前向き研究の成果から、運動実施や体力向上、あるいは運動や体力不足と種々のヘルスアウトカムとの因果関係の推定が可能となる。
   
  上記の運動疫学研究で明らかとなった因果関係の確定のために、実験室的な環境および職域・地域での無作為化対照比較研究( RCT: Randomized Control Trial )による運動介入研究および運動療法研究を実施できる。
   
  上記の運動疫学研究および運動介入研究で解明された因果関係のメカニズム解明のため、動物実験を含めた基礎的な研究が展開できる。
   
  上記の 3 点セットにより、科学的なエビデンスに基づいたヘルスプロモーションの展開のための貴重な情報が提供できる。このような研究機構を有した組織は世界にも存在しない。
   
  このような有機的な研究機構の存続のためには、質量ともに高度な能力を有する研究者や高度専門指導者を持続的に養成することが必要であり、将来的には真の意味での身体運動の科学を共通のキーワードとした 学際・複合・新領域における研究分野の モデル化が可能となる。
   
  本リサーチコアで得られた研究成果は、来るべき高齢社会における医療費の高騰抑制のみならず、全てのライフステージにある人々の生涯にわたる健康寿命 (Healthy aging) の延伸およびQOL向上に貢献できる。
   
  身体運動科学専攻の構築後には、社会的な受け皿としての身体運動科学の高度専門職(身体運動支援士;仮称)の国家試験による資格認定を推し進める点は、堅実的かつ独創的な点でもある。